鋭い歯で傷ついた耳から流れ出た血の味が口の中に広がり溢れて体を汚す。
肉を無理やり食い千切らせ咀嚼させてから飲み込ませる。
吐きそうになるたびに無理に飲み込ませる。
痛みと嫌悪感に涙を流すがたっぷり味あわせる。
骨とそれを支える腱は残し周りの肉を綺麗に食べさせる。
片耳食べ終え、骨の先をしゃぶらせたところで頭から傷薬をかけてやる。
目を開き相手の耳を食べていたことに驚きさらに目を見開く。
次の瞬間には骨を吐き出し今までとは違う罪悪感による涙を流す。
体を縛っていた紐を解くと紫色の痣がくっきり残り痛々しい。
鏡に映したように耳を失ったが二匹の仲は変わらないらしく、
すぐに仲直りをし、私たちを睨みつけている。
娘は午後の実験があると言うので戻らせ、二匹に向き直った。
二匹は技を使えないとはいえ生物の本能のためか頬の辺りがぱちぱちと音を立てている。
危険と判断し、頬にある電気袋を切り取ることにした。
ゴム手袋をはめ、プラスルの無事な方の耳を掴みナイフを差し込むとそのまま壁に突き立てる。
ぷら゛ぁっと声をあげるがナイフを押し込みしっかり固定する。
耳だけで壁からぶら下がる痛みに顔を歪め、耳からはぶちぶちと嫌な音がする。
骨にメスを差込みぐりぐりと押し込みしっかりと固定すると気絶してしまった。
足にしがみつき必死でやめさせようとするマイナンを見下ろす。
途端に後ずさり自分の身に降りかかる災難を想像しふるふると震えながら涙を流す。
嘲笑するとぎりりと奥歯を噛み締め私を悔しさのこもった目で私を見上げる。
小さな瞳に映る私の姿は怪物だろうか?
ふとそんなことを考えながら無事な方の耳を握り持ち上げる。
小さな頬にメスを入れた。
ま゛あ゛ぁ゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛と言う叫び声をBGMとして聞きながら、
柔らかくそれでいてメスを跳ね返す弾力もある感触を楽しみながら、
流れる真っ赤な鮮血と青い頬、黄色い体毛、黒い瞳のコントラストを見ながらメスを進める。
小さな頬はすぐに切り取られぽとりと床に落ちた。
青かった頬は赤く染まっている。
もう片頬も楽しみながら切り終えるといつの間にか気絶していた。
傷薬をかけてもぴくぴくとしか動かないことを確認するとプラスルの処置を再開した。
ぐったり気絶していることを確認するといきなり両頬を切り落とした。
途端に目が零れ落ちるのではないかと言うほど目を見開き絶叫した。
綺麗なピンク色の真皮から血が滲み、ただでさえ赤かった頬が真紅に染まる。
ふと思いつきマイナンも並べて同じように固定するとマイナンも絶叫と共に目を覚ました。
ワゴンからペンチを取り出すと、二匹の骨と腱だけになった耳の根元をまとめて挟む。
二匹の恐怖に歪む顔を見ながら両手でしっかりとペンチを掴み、思いっきり握り締めた。
ごぎゅりと音がして細い骨は潰れ、二匹は再び気絶した。