ぐうっと強く呻くと腹部を押さえ蹲ってしまう。
その口からは押さえられた呻き声が漏れ出し、聞かせまいとする意思だけは伝わる。
すでに胃を揉みくちゃにされるような痛みに頭を掻き回されるような痛みが重なっている。
転げまわるほどの痛みを抑えられるとは、それほどの意地を張れるのはさすがだ。(胃痙攣)
痛みで蹲っていたため、砂トイレに着く前に胃の中身が食道をせりあがってくる。
エーフィの実感に反して動けていたのは部屋の中央から少しずれた程度の場所で、
結局はカメラに吐き出すシーンが丸々映ってしまった。
その恥辱に悔し涙を流し、抑えようとした吐瀉物を鼻から噴き出していた。(嘔吐)
汗に涎、さらには吐瀉物で顔をべちゃべちゃに汚してプライドを傷つけられ、
悔し涙で頬を濡らすエーフィを更なる辱めが襲った。
腹の鳴る音と抑えたために長く続く放屁音その汚い不協和音が部屋に響き、
顔を真っ赤にしながら我慢に我慢を重ねた便が漏れ出していた。(下痢)
プライドをずたずたにされ、狂ったように汚物をかき混ぜるエーフィの顔には、
壊れた笑みと何も映さない瞳が配され、三日月形に開かれた口の中に汚物を運んでいた。
その呼吸が不規則になるのは汚物をぐちゃぐちゃと咀嚼し、
飲み込み続けることだけが原因ではないようだ。(息苦しさ)
その不規則な呼吸音もぜぇひゅぅと妙な音が混じりだすも、
口の周りだけではなく体中に汚物をべちゃべちゃと擦り付け、
美味そうに排泄物と吐瀉物の混合物を味わう幸せそうなエーフィの顔には、
苦しそうな気配は微塵も感じられないほどであった。(喘鳴)
汚物を弄んでいた前足から汚物が取り落とされ、萎えた後ろ足で体を支えられなくなる。
突っ張るように引き伸ばされた四肢は筋肉が張り、痛みが伝わっているはずだ。
しかし、四肢の攣りには痛みを感じたというよりも、汚物で遊べないことの方に
辛そうな表情を浮かべ、口から垂れ下がる舌で床を名残惜しそうに舐めていた。(筋痙直)
身体中が小刻みに震えだすも、すでに壊れていた表情は大した変わりようも見せない。
壊れた玩具のように口と肛門から汚物を垂れ流しながら、汚物の中をびくびくと跳ね回る。
酸素の足りなくなったぼんやりした頭では大したことも考えられていないだろう。
この姿を以前のエーフィが見たらと想像するだけでも楽しいものだ。(筋痙攣)
一瞬瞳に光が宿り、絶望、悔しさ、恥辱、怒りなどの色が浮かぶがすぐに消える。
最後に浮かんだのは悲しみの色だったのだろうか、煌く涙が一滴頬を伝い、
それを最後に瞼は閉じられ、あるかないかの意識も闇に塗りつぶされていく。
壊れたプライドも消えかけていた意志も全て闇に彩られていった。(意識喪失)
エーフィの高慢なプライドをずたずたに出来たことに私も風鈴も満足が出来た。
最初の威厳ある姿も今や汚物と見分けがつかないゴミと化している。
止めは風鈴の技で汚物を口から流し込み、肺一杯に詰め、
酸素を絶つことによって窒息死にしてやった。
気管という本来、気体以外のものを取り込まない部位に、
どろっとした半液体状の汚物がずるずると流れ込む。
その途端、閉じられていた目がばちっと見開かれ、白目を向き、泡を吹いた。
ごぶっごぼっとはいから押し出された空気を濁った音と共に吐き出し、
無意識に喉を掻き毟りながら死んでいった。
爪を立てていたため喉の皮膚はずたずたに裂け、肉は千切れ、血で真っ赤に染まっていたが、
最期にあれだけ汚物を食べることに歓喜していたのだから文句は無いだろう。
完全に生ゴミになったエーフィの処理は後回しだ。
満足のいく出来栄えに滅菌・消毒室から出た風鈴と談笑しつつ帰途についた。